英語研究会(ESS)

上智大学の英語研究会では、他大学には珍しい”Lunch Time Talks”などの取り組みを行っています。上智大学は、英語が得意な学生が多いイメージがあると思いますが、受験生のときに英語が苦手で、入部後の活動を通じて英語力をつけている学生もたくさんいます。今回は、そんな上智大学英語研究会の活動の詳細や、部員の様子などをご紹介します。

 

〈回答者:英語研究会 代表 /法学部法律学科3年〉


Q1.英語研究会の組織体系を教えてください。また、それぞれのセクションの目標・特徴についても教えてください。

A1.ドラマ・スピーチ・ディベート・ディスカッションの4つのセクションに分かれて活動しています。
1年生の夏までに各セクションを一通り体験し、夏合宿で所属セクションを一つ決定します。基本的には、セクションごとに活動しますが、”4sections 1circle”をモットーに、定期的に全体活動を行うことで、セクションの枠を越えたサークル全体としての結びつきを大切にしています。

【ドラマセクション】(24人)
目標:公演を通じて、観客に届けたいメッセージを表現し、感動を与えられるような作品を一致団結して作り上げることです。
特徴:年2回、ひとつの作品を2~3ヶ月かけて作り上げるため、団結力が強まります。演じるだけでなく、舞台装置(セット)を作る舞台班、音響、照明、衣装・メイク、制作などもあるので、様々な能力が身につきます。今まで行った公演は、「プラダを着た悪魔」「不思議の国のアリス」「CHICAGO」「きみに読む物語」「英国王のスピーチ」「レ・ミゼラブル」などがあります。映画の作品をもとにして、舞台化することが多いです。

【スピーチセクション】(23人)
目標:論理的に文章を組み立てる力、沢山の人の前で、英語でスピーチする力を身につけることです。
特徴:スピーチの課題を分析し、それに対する自分なりの解決策を提示し、英語で論理的な文章を組み立て、各大会や部員の前で発表します。

【ディベートセクション】(29人)
目標:英語で自分の意見を発信して討論する力、論理的思考力を養うことです。
特徴:現役メンバーやOB・OGにより決められた論題について、賛成と反対に分かれて議論を交わす、競技ディベートです。審判は、よりよい主張をしたほうを選び、勝ち負けを決めます。

【ディスカッションセクション】(16人)
目標:自分の意見を英語で相手に伝える力、論理的思考力を養うことです。
特徴:グループのメンバーが自由に意見を出し合い、共通の結論を目指します。具体的には、日本政府の立場に立ち、論題に沿った社会問題を扱い、どのような政策を取るか、その後どのような影響が起こるかなどを議論します。

【ドラマセクション】2019春公演「プラダを着た悪魔」の集合写真。3日間で100名を超えるお客様に来ていただきました!
【ドラマセクション】2019春公演「プラダを着た悪魔」の集合写真。3日間で100名を超えるお客様に来ていただきました!

Q2.英語研究会の活動内容を教えてください。

A2. 私たちは約100名で活動しています。活動は全体活動・セクション活動があります。

【全体活動】
・「Lunch Time Talks(英会話活動)」(毎日のお昼)※詳細後述

・合宿(年2回)
全体合宿は5泊6日で行います。1年生は各セクションの体験活動をします。2~4年生は、1年生に、各セクションの活動を分かりやすく伝え、かつ楽しんでもらえるように、各セクションの活動体験の運営をします。また、”All English”という、英語しか話してはいけない時間を設けています。(昼食、夕食の時に設けています)この合宿では、英語に触れている時間が長いため、英語力が鍛えられます。また、勉強のみならず、バーベキューや近くの観光スポットに出かけるなど、レジャー活動も充実しています。

【セクション活動】
主に放課後に四谷キャンパスで活動しています。(大会前は、活動の頻度が増えます)

【受賞実績】
・スピーチセクション:全国大会優勝(2017)など
・ディベートセクション:全国大会準優勝(2017)、全国大会ベスト8(2019)など
・ディスカッションセクション:全国大会4位(2017)など

【ディベートセクション】大会にて入賞したときの様子
【ディベートセクション】大会にて入賞したときの様子

Q3.英語研究会のメンバーの雰囲気や特徴を教えてください。

A3.オンとオフの切り替えがきちんとでき、メリハリがはっきりしています。大会や公演に向けての準備・練習では、切磋琢磨し合い真剣に取り組むことで、お互いを高め合う雰囲気があります。一方で、バーベキューやキャンプなどのイベントを全力で楽しむなど、同期や先輩・後輩同士の仲がとても良く、和気あいあいとした雰囲気で楽しく活動しています。

毎年7月に開催するSummer Picnicの様子(バーベキューを開催しました)
毎年7月に開催するSummer Picnicの様子(バーベキューを開催しました)

Q4.上智大学の英語研究会ならではの取り組みがあれば教えてください。

A4.英語研究会は、他大学にもあるサークルですが、唯一上智大学の英語研究会だけが行なっている活動として”Lunch Time Talks”というものがあります。
“Lunch Time Talks”では、毎日お昼に教室に集まり、みんなで英会話をします。
通常は、2つのトピックについて、少人数の班に分かれて話し合います。トピックは難しいものはあまりなく、日常英会話力を培えるものとなっています。(What is your favorite color?, Plese introduce your hometown!, Do you believe aliens?など)
また、”Special Lunch”というものを月に一度行っています。そこでは、英語を使ったゲームなどを行います。”Lunch Time Talks”はセクションを超えた交流の機会となっています。

Lunch Time Talksの様子①(浴衣デー)
Lunch Time Talksの様子①(浴衣デー)
Lunch Time Talksの様子②(ハロウィンのとき、仮装をして英語のゲームをしました)
Lunch Time Talksの様子②(ハロウィンのとき、仮装をして英語のゲームをしました)

Q5.英語研究会の活動で、ためになったことはありますか。具体的に教えてください。

A5. 英語研究会では、「英語を学ぶ」ことや「英語を使う」こと以外にも、活動から学べることが沢山あります。例えば、大会や公演などの企画・運営です。スポンサーへの協力依頼、予算管理、イベントのタイムスケジュール作成など、運営に必要な準備は多岐に渡ります。これらの経験は、英語研究会に入っていなければ、経験する機会はなかったと思うので、社会人になってからも活かしていきたいと思います。

Q6.英語が得意でない方でも活動を楽しむことはできますか。英語が得意でない方も、活動を通じて、英語を学ぶのが楽しくなった、得意になった、というエピソードがあれば教えてください。

A6.はい、楽しみながら力をつけることが可能です。理由は2点あります。
1点目は、部員がほぼ日本人という点です。日本人が多いため、正しい英語で話さなければならないというプレッシャーが減り、安心して積極的に英語を話すことができます。
2点目は、ディベートやスピーチなどを大学入学後から始める人が多いため、スタートラインが皆同じである点です。入部した時点での能力差があまりないため、活動を始めやすく、他の部員と切磋琢磨し合い楽しみながら継続できます。

 

部員のエピソードを1つ紹介します。ディベートセクションの部員で、留学経験などがなく、大学入学後にディベートを始めた学生がいます。その学生が、帰国生も参加するディベートの全国大会で準優勝を獲得しました。入部前は、英語が得意ではなかったのですが、仲間とともに楽しく英語を学ぶなかで、英語力をつけて、このように活躍している学生がたくさんいますよ。

Q7. 最後に、受験生に応援メッセージをお願いします。
A7. 大学生活は、勉強だけでなく、自分自身が熱中できることに全力で取り組める貴重な時間だと思います。英語が好きな方、これから英語力を伸ばしたいと考えている方、英語研究会で大学生活をより充実した時間にしましょう!受験勉強頑張って下さい!