語劇祭実行委員会

外国語学部「伝統」の語劇。

上智大学では創立当初より語劇(外国語での演劇活動)が行われていました。

その理由は、言語 や文学を学ぶのに演劇活動がもっとも適している、と考えられたからです。

 

現在も複数の語劇団が、年1回開催の「語劇祭」にて、語学力の向上と日頃の学習成果を学内外に発表し、

言語や異文化に興味を持ってもらうことを目的に活動しています。
今回は語劇祭を主催する課外活動団体「語劇祭実行委員会」をご紹介します!

 

 <回答者: 語劇祭実行委員長/ロシア語学科 1年>


Q1: 語劇祭実行委員会の活動内容を教えてください。
A1:

英語・フランス語・イスパニア語・ロシア語・ポルトガル語の5劇団が所属し、各語劇団の顧問の教員も含め、

全体で90名弱の メンバーが在籍しています。 外国語学部各学科の教員から発音指導や脚本へのアドバイス等を受けながら、

12月に開催する 「語劇祭」に向けて日々練習を重ねています。

語劇祭の様子
語劇祭の様子

Q2: 語劇の魅力を教えてください!

A2:
語劇を通じ、言語運用能力の向上だけでなく、その言語圏や国の文化や風習、歴史、社会問題な どを包括的に学ぶ事ができます。

上演作品の時代背景や、登場人物のバックグラウンドへの考察を通じ、作品はもちろん自分の研究対象である言語への理解が多角的に深まります。 ネイティブの先生から発音指導も受けられますし、台詞のやり取りを通じ、会話の感覚を掴むこ とも出来ます!


舞台上では演じていて感情が高ぶると、発音やイントネーションが疎かになったり、 適切なタイミングでネイティブらしいジェスチャーを

入れる事が意外と難しかったりします。 これらを克服すべく練習を重ねることで、母語以外の言語を用いた際の感情表現が豊かになる点も語劇の魅力です。
そして、演劇はチームプレーなので、多くのメンバーや観客と一つの作品を作り上げる達成感が 何よりも得難い経験になっていると思います。


Q3: 各劇団の特徴を教えてください。
A3:
【英語学科語劇団】

アダプテーションという既存の作品(小説や映画など)に脚色を加えていく技法を用いて作品を創っています。

今年度結成したばかりで、ほとんどが演劇初心者ですが、顧問の小川公代先生のサポートのもと、演者も裏方も一丸となり、

舞台の作り手として頑張っています。

英語学科語劇団のメンバーです!
英語学科語劇団のメンバーです!

【フランス語劇団 La Congère】

今年度、フランス語学科は数十年ぶりに語劇に参加することになり、劇団が再始動しました。

学科で出される毎日の課題や定期試験で培った言語運用能力を生かすべく、 部員全員で模索しながら

日々フレッシュな気持ちを持って練習に励んでいます。

学生と教員の距離が近く、和気あいあいとした雰囲気です。
学生と教員の距離が近く、和気あいあいとした雰囲気です。

【イスパニア語劇団 El Gallinero】
¡Hola! イスパニア語劇サークル『El Gallinero』は1957年にイスパニア語学科とともに誕生しました。

演劇の練習を通し、スペイン語の発音や文法、ネイティブならではの言い回しが身につきます!

上演作品を通して遠い国の文化・思想、そして人の心を知りたいと思う学生が参加しています。

衣装や小道具にもこだわっています。
衣装や小道具にもこだわっています。

【ロシア語劇 ТЕАТРАЛ】

演劇経験者もそうではない人も、それぞれが意見を出し合い、全員で毎年一つの上演作品を創り 上げています。

作品の時代背景やそれによる言語形態の差異に気付き、その差異を演技に取り込めたとき、

特に言語圏への理解が深まった実感が得られます。 もちろん練習の過程でロシア語の発音や語彙力も向上します。

団員同士の結束を感じながら作り上げる一つの舞台。
団員同士の結束を感じながら作り上げる一つの舞台。

【ポルトガル語劇団 Grupo de Teatro Brasil】

2003年から、ポルトガル語学科直属のサークルとして活動しています。
ネイティブによる徹底した発音や演技指導の下、多くの学生が1年生から舞台に立っています。

上演作品の多くは学生が書くオリジナル台本を使用している点も、本劇団の特徴です。

ポルトガル語劇団の練習風景(教員による発音指導中)。
ポルトガル語劇団の練習風景(教員による発音指導中)。

なお、ドイツ語劇団は2019年度に設立される予定です! 今後は外国語学部の全学科で語劇祭を作り上げていきます。


Q4: 各語劇団同士の交流はありますか?

A4:
あります。年に1回、プロの劇団から講師を招き、各語劇団から主に1~2年生が参加して、合同 ワークショップを実施しています。

プロの視点から、普段の練習では気付けない個々の能力を発見出来るほか、異なる劇団同士、お互いの演技に客観的な意見を伝え合い、スキルアップを図る機会となっています。


Q5: 高校生に一言メッセージをお願いします。
A5:
母語以外の言語を用いた演劇を通して、新たな自分を見つけてみませんか?

入部はもちろん、毎年12月に開催する語劇祭にもぜひお越しください!

 

なお、昨年までの語劇祭の様子は上智大学Open Course Ware(本学で行われている講義やオープンキャンパスの体験授業などの映像を無料で公開)にて配信しています! 興味のある方はこちらもぜひご覧ください^^ 
https://ocw.cc.sophia.ac.jp/

※PCでの閲覧推奨